日本フットバッグ協会ブログ

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シューズの改造方法

今回はフットバッグ・フリースタイル用シューズの改造方法を解説します。下記の通り、シューズ関連の話題が続きましたが、今回でひとまず完結編。

シューズの選び方 基本編

おすすめシューズ紹介(2017年版)
フットバッグ用の靴ひもの結び方

本格的にフリースタイルをプレーするのであれば、シューズの改造はぜひとも行っておきたいところです。特に、最初に紹介するトウのカットは比較的簡単で効果も大きいため、大半のプレーヤーが行っています。最初は抵抗があるかもしれませんが、「えいやっ!」と改造してしまいましょう。

なお、今回紹介する改造方法は、一度、行うと元に戻せないものが大半です。改造の実行にあたっては、自己責任でお願いします。

(1)トウのカット
難易度:簡単
おススメ度:★★★★
必要な道具:カッター、デザインナイフ、手芸用の糸切り(いずれか)
 
ロッドレイバー型のシューズで、トウ(つま先~足の甲)の面積を広げる定番の改造です。フットバッグ用の靴ひもの結び方を行うことで、トウの面積が左右に広がり、バッグが落ちにくくなります。

【改造方法】
トウとインサイド、トウとアウトサイドの生地を縫い合わせている縫い目を切ります。カッターやデザインナイフ、手芸用の糸切り等を使い、生地を傷めないように糸を切りましょう。

トウのカット~紐の結び方の解説動画(英語)※カットは30秒頃~


(2)裏地の剥ぎ取り(内剥ぎ)
難易度:中(インサイド)~難しい(トウ)
おススメ度:★★
必要な道具:よく切れるハサミ・カッターもしくはデザインナイフ
 
トウやインサイドの生地の裏地を剥ぎ取る改造です(人によってはアウトサイドも剥ぎます)生地が薄くなり、ストールやセットの感触が向上します。メッシュ生地1枚になるロッドレイバーでは定番の改造です。なお、NEV-5XXシリーズのように、生地が薄くなりすぎるため、この改造が向いていないシューズもあります。

【改造方法】
①裏地と表地の接着が強い場合は、お湯につけたりして接着を弱める。
②裏地のみに切れ目を入れる。この際、表地を切らないように注意。
③切れ目から裏地と表地の間に指などを入れ、表地と裏地の接着を綺麗にはがす。
④裏地のみを切り取る。トウはうまく切り取ることが難しいため、慎重に行う。

ロッドレイバーの改造の解説動画(英語)


(3)表地の剥ぎ取り(外剥ぎ)
難易度:中
おススメ度:★
必要な道具:よく切れるハサミ、カッターもしくはデザインナイフ
 
アッパー素材がつるつるした合皮のシューズに行う改造で、トウやインサイドの表地を剥ぎ取ります。生地を薄くすると同時に、生地表面の摩擦力を上げることで、バッグが滑り落ちにくくなります。靴の外見に大きな影響が出るため、その点を割り切れる人にのみ推奨です。

【改造方法】
内剥ぎと同様の工程をシューズの外側から行います。

G-Unit(現在では入手困難)の改造(英語)※外剥ぎは2分30秒頃~


(4)その他の改造
競技ルール上、シューズの改造に関する制限は無いので、独自の工夫を行うプレーヤーもいます。

インソールの交換
インソールをクッション性の高いものや滑りにくいものに変更するのは、よく見られる改造です。なお、滑りにくいインソールの紹介はこちらをご覧ください。

ペイント
プレーには影響しませんが、布用の絵具やスプレー等を使ってシューズにペイントするのも良いでしょう。

生地を切り取る系の改造
紐通し穴の1番目のホールを切り取る改造(写真)や、足首の可動性を高めるために足首周りの生地を切り取る改造など、様々なパターンがあります。往年の名選手ダリル・ゲンツ氏は、トウからベロまでの生地を全て切り取ってしまう改造で有名。

パテを盛る
ソールにパテを盛って、インサイドの面を平らにする改造を見たことがあります。

少し面倒なシューズの改造ですが、一度、行ってしまえば、後は使うだけです。改造シューズを持って練習に出かけましょう!!

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