日本フットバッグ協会

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Footbag(フットバッグ)とは、直径5cm程度のお手玉のような「Bag(バッグ)」を、 手を使わずに、足だけで操るスポーツです。様々な技を繰り出す「フリースタイル」や、 バドミントンのように、ネット越しに蹴りあう「ネット」などの種目があります。 詳しくはこちらをご覧下さい。

日本の蹴鞠など、類似した遊びやスポーツは世界各地に見られますが、現在のフットバッグ起源は1972年にアメリカで考案されたものです。ジョン・スタルバーガー(John Stalberger)とマイク・マーシャル(Mike Marshall)が膝のリハビリのために始めたものが始まりとされ、その後、欧米を中心に広くレクリエーション・スポーツとして親しまれるようになりました。

また、競技スポーツとしても整備され、1980年からは毎年、世界大会「World Footbag Championships」が開催されています。

欧米などでは一般的に、フットバッグは「Hacky Sack(ハッキーサック)」いう名前で知られています。「ハッキーサック」は1980~90年代にアメリカでヒット商品となったWham-O社のフットバッグの商品名です。スポーツとしての正式名称は「Footbag(フットバッグ)」となります。

数人で輪になって1つのバッグを落とさずに蹴り合う遊びを、「Hack(ハック)」と呼びます。日本の蹴鞠をイメージすると良いでしょう。フットバッグの遊び方としては最も一般的な遊び方で、フリースタイル競技とは異なり、ストール(バッグを止める動作)ではなくキック(バッグを蹴る動作)が中心となります。

Shredとは英語で「切り刻む」という意味で、 「空気を切り刻むような足の動き」 というところから、フットバッグ・フリースタイルで激しく技を繰り出すことを 「Shred(シュレッド)」と言います。また、そこから転じてフリースタイルのプレーヤーのことを「Shredder(シュレッダー)」と呼びます。

一人でも複数名でも楽しめるのがフットバッグの魅力の一つです。フリースタイルには技を習得していく面白さがあり、一人でコツコツと取り組むことが好きな人には特におすすめです。また、トレーニング用のスポーツとしても、バッグが1つあれば一人で手軽に行うことができます。

もし一緒にプレーする仲間がいれば、より幅広くフットバッグを楽しむことができます。例えば、先に述べた「Hack(ハック)」や、輪になって技を見せ合う「Circle(サークル)」といった遊び方は、仲間がいることで楽しめます。

なお、対戦競技であるフットバッグ・ネットは、シングルスの場合は最少2名、ダブルスの場合は最少4名のプレーヤーが必要となります。

大型のスポーツショップ等で販売されています。ただし、フリースタイルに適したバッグは手に入りづらいのが現状です。

通信販売では、専門店から目的に合わせたバッグが購入可能です。当サイトのリンクページのショップの欄をご覧ください。

現在、市販されているバッグには中身によって、プラスチックの粒(ペレット)、砂(サンド)、金属の粒、の三種類のタイプがあります。バッグを蹴って遊ぶレクリエーション用としては、どのようなバッグでも楽しむことができます。

一方、フリースタイル用のバッグを選ぶ場合は注意が必要です。フリースタイルでは、バッグが変形して足の上で止まりやすいことが重要です。 中身が詰まり過ぎておらず、写真のように地面に置いたときに"くたっ"と潰れるものを選びましょう。

くたっと潰れるバッグ

中身は、砂(サンド)もしくは金属の粒のものが良いでしょう。生地は柔らかいスエード調のものが定番です。縫い方(面数)には様々なタイプがありますが、生地の質に比べて使用感への影響は少な目です。

格帯の目安は、量産品で1,000~2,000円程度、競技用のハンドメイドのバッグで4,000~6,000円程度です。

家庭科で学ぶ裁縫の技術で作ることができます。購入するよりも手間はかかりますが、身近な道具と材料で作ることもできるので、興味がある方は挑戦してみてください。

なお、フリースタイルのトッププレーヤーの多くは、「ステッチャー」と呼ばれるバッグ製作者の手によるハンドメイドのバッグを使っています。ステッチャーは本人がプレーヤーであることも多く、それぞれ生地や中身にこだわり、縫い方にも様々な工夫をこらしています。こうした上質なバッグの製作は、材料入手のハードルが高く、既製品よりもコストがかかってしまう場合もありますが、より自分のスタイルに合った使いやすいバッグを追求することができます。

ハックなど、バッグを蹴る動作を中心としたレクリエーションであれば、動きやすい靴であれば問題なく楽しむことができます。

一方、本格的にフリースタイルを行うのであれば、適したシューズを選ぶ必要があります。フリースタイルに適したシューズは、①足の甲とインサイドが広くて平らな形状(図参照)、②アッパー生地の摩擦力、③軽量であること、がポイントとなります。

過去には「クォンタム(Quantum)」シリーズなどの専用シューズも販売されていましたが(2017年現在、国内販売終了)、上記の条件を満たす市販シューズを改造して使用することが一般的です。フリースタイルに適した代表的なシューズとしてはアディダス社の「ロッド・レイバー(Rod Laver)」が挙げられ、国内外の大会で広く使用されています。

遊びなどでは裸足でプレーする場合もありますが、基本的には靴を履いて行うスポーツです。フリースタイルの技の多くは、靴を履いて行う方がやりやすいと思います。

基本的には動きやすい服装が良いでしょう。本格的にフリースタイルを行う場合は、バッグが服に当たることを避けるため、丈の短いショートパンツにTシャツといった組み合わせが好まれます。女性プレーヤーの中には、スパッツ等を着用する人も多いです。

また、海外の映像では上半身裸でプレーしている映像もよく見られます。これは文化的には、「ハッキーサック」が流行ったヒッピー・カルチャーの影響や、90年代に多くのフットバッグ・ビデオが作られたアメリカ西海岸カルチャーの影響があるようです。一方、短パンの着用と同じように、バッグが服に当たって技に失敗することを避ける、といった実用的な理由もあります。

書籍の形式で一般に流通している教則本は無いようですが、当サイトではオーストラリアのプレーヤーDan Ednie氏 (2007年World Championships フリースタイル部門第7位) が作成し、国内の有志により日本語化された手引き書 「フットバッグ・マニュアル2007」を公開しています。 以下からダウンロードしてご覧ください(Acrobat Readerが必要です)。

フットバッグ・マニュアル2007(PDF)

フットバッグ・フリースタイルの基礎となる、トーストールやインサイドストールについて写真つきで詳しく解説されています。更に後半部分では、フリースタイル競技に関する詳細なアドバイスも掲載されているので、大会を目指す上級者にも参考になる内容となっています。

なお、このフットバッグ・マニュアル2007は、できるだけ多くのプレーヤーに見てもらいたいというDan Ednie氏の意向により、自由に再配布可能としています。


また、YouTubeの「日本フットバッグ協会公式チャンネル」にある基本技チュートリアルでは、動画で基本的な技のポイントを解説しています。 こちらもご覧ください。

2017年現在、国内で流通している教則DVDとしては『トリックス・オブ・ザ・トレード(字幕版)』、『トリックス・オブ・ザ・トレード2(字幕版)』、『ファットリックス(英語版)』があります。また、空手の補助トレーニングという形ですが、『石田太志 フットバッグ"体幹"トレーニング 空手蹴り技上達法』というDVDも販売されています。

Webメディアでは、YouTubeの「日本フットバッグ協会公式チャンネル」内の基本技チュートリアルで基本的な技のポイントを解説しています。 また、それ以外にも国内外のトッププレーヤーが解説動画をアップしています。当サイトのリンクページをご覧ください。

NFAが主催となって毎月1回、東京都内の屋内体育館で公式練習会「MO' DEX(モデックス)」を開催しています。最新の開催日程は、当サイトのトップページ右側のバナーをご確認ください。

「MO' DEX(モデックス)」の参加費は無料で、事前登録も不要です。初心者向けに体験用のバッグやシューズも用意しておりますので、フットバッグ未経験でもお気軽にお越しください。

広い場所を必要としないのは、フットバッグの良いところです。各々、事情に合わせ、公園、体育館、ダンススタジオ、自宅の庭先等、思い思いの場所で練習しているようです。海外の映像などでは自宅室内で蹴っていることも多いですね(住宅事情...) 。

フリースタイルの練習に適した場所としては、平らで滑りにくい床面が必要です。コンクリートやアスファルトの床で練習することもできますが、ハードな練習を行う場合は、ひざやすねへの衝撃が抑えられる板張りの床をおすすめします。土のグラウンドはバッグや靴が汚れるため、あまりおすすめしません。

また、練習中は周囲に注意を払うことが難しいため、通行量の多い場所や不意にボールなどが転がってくる場所は避けた方が無難です。

なお、体育館やダンススタジオを利用する場合は、球技(ボールを蹴飛ばす競技)ではなく、ダンス競技(お手玉を足で操る競技) と説明して利用すると良いでしょう。

大会で上位を目指すプレーヤー達は、毎日1〜2時間くらい練習しているようです。一方、 1〜2週間に1度、みんなで集まった時にだけワイワイ蹴る、 というプレーヤーも数多くいます。

ちなみに、2002~07年まで6年連続世界チャンピオンとなったVasek Klouda(ヴァシェック・クロウダ)選手は、フットバッグを始めた当時、 毎日6時間の練習をしていたそうです。ただし、この数字は極端な例で、激しい練習は身体への負担も大きいため、怪我をしないようにケアをしながら練習を続けることが上達の近道です。

サッカーの補助トレーニングとしてフットバッグが用いられることもあるため、サッカーから入るプレーヤーも多いですが、一方でサッカー未経験のトッププレーヤーも数多くいます。

フットバッグは足を使う競技なので、やはり、最初はサッカー経験者の方が未経験者よりも覚えが早いということはあるようです。しかし、高度な技になると、サッカー経験の有無はさほど関係なく、フットバッグに特化した練習が必要になります。

始めのうちは、多くの人が筋肉痛になると思います。また、慣れてきた後も、練習中の故障(肉離れや捻挫など)や、練習のやり過ぎによる故障のリスクがあります。

練習の際には、しっかり準備運動・整理運動を行うこと、そして無理をせず、痛くなったらすぐに止めることが重要です。

また、練習場所の項で述べたように、ひざやすねへの負担が少ない板張りの床で練習するといった工夫も有効です。加えて、一つの技を極端に続けて練習することは避け、複数の技を並行して、両足バランスよく練習することで、疲労が一か所に集中しないようにすると良いでしょう。

なお、トッププレーヤーの多くは、ストレッチや整体、食事やサプリメント等々、日々、身体のケアに注意を払っているようです。

国内ではNFAが主催となり、毎年9月に「Japan Footbag Championships(JFC)」という全日本大会を開催しています。JFCでは「フリースタイル(ルーティン)」や「ビッグ3」といった複数の種目で、フットバッグ日本一の座が競われます。過去の結果を含めた詳細については、JFCのオフィシャルページをご覧下さい。

JFCに次ぐ規模の大会としては、同じく毎年1回、ゴールデンウィーク期間中に「Tokyo Shredder Gathering(TSG)」という大会を開催しています。東京の大会ですが、全国からプレーヤーが集まり、交流を深める場となっています。TSGの詳細については、TSGのオフィシャルサイトをご覧ください。

また、毎月1回開催しているNFA主催の公式練習会「MO' DEX(モデックス)」でも不定期で競技会を行っています。

国外では、1980年から毎年世界大会「World Footbag Championships」が開催されています(7月下旬~8月上旬頃)。近年は日本人プレーヤーも継続して参戦しており、2014年には「シュレッド30」部門で石田太志選手が見事、優勝を飾りました。

また、世界大会以外にも、ヨーロッパ大会「European Footbag Championships」から各国の全国大会、小規模なローカルイベントまで、世界各地で数多くの大会が開催されています。

フットバッグ・フリースタイルの競技には、いくつかの種目があります。最新の国際ルールはIFPA(International Footbag Players' Assosiation)のサイトに掲載されています。また、NFAのサイトにもルールの抜粋を掲載していますので、ご覧下さい。

メインで行われる種目は「フリースタイル(Freestyle)」や「ルーチン(Routine)」と呼ばれるもので、 決められた時間内(1~2分。大会により異なる)で音楽に合わせた演技を行い、フットバッグの技術や芸術性を競う競技種目です。大会では複数名の審査員が演技を採点し、順位を決定します。

その他にも、30秒間内に行った技をもとにした得点競技の「シュレッド30(Shred30)」、単発もしくは連続した大技を競う「ビッグ1(BIG1)」「ファット・コンボ(Phat Combo)」 「ビッグ3(BIG3)」、輪になって順番にパフォーマンスを見せる「サークル・コンテスト(Circle Contest)」、主催者が出した課題技をクリアしていく「リクエスト・コンテスト(Request Contest)」などがあります。

会員の皆様より頂いた会費は、JFCやTSGの大会開催費用(会場費や賞金・記念品等)、月例公式練習会の会場費、フットバッグの普及に向けた広報活動の費用として使用します。会員には総会にて会計報告を行い、透明性のある協会運営を目指しております。